GARDEN DESIGN BASICS · 2024.12.15

自然素材の選び方と組み合わせ

石、砂利、木、竹など、日本庭園に使われる自然素材にはそれぞれ異なる特徴があります。素材選びと組み合わせの基本的な考え方を解説します。

石・砂利・木材などの庭の素材

素材は「種類を絞る」のが基本

石、木、砂利、竹などさまざまな素材を少しずつ使うと、庭全体の印象が散漫になりがちです。使う素材の種類を2〜3種類程度に絞り、色調をそろえることで、まとまりのある落ち着いた庭になります。

代表的な素材の特徴

石材

御影石は硬く耐久性が高いため、飛び石やアプローチに向いています。鉄平石は薄く割れる性質があり、平らな敷石として使いやすい素材です。川原石は丸みがあり、水辺の演出や砂利の縁取りに使われます。

砂利

白川砂利は明るい色合いで枯山水によく使われます。粒の大きさによって足音や踏み心地が変わるため、通路として使う場合は歩きやすさも確認しておきましょう。

木材

ヒノキや杉は香りがよく加工しやすい一方、屋外での耐久性を高めるには塗装やメンテナンスが必要です。ウリンなどの南洋材は耐久性に優れますが、価格は高めになる傾向があります。

竹垣や添景として使われ、軽やかな印象を与えます。天然の竹は経年で色が変化するため、色合いの変化も庭の一部として楽しむ考え方が向いています。

組み合わせの考え方

  • • 色数を絞る:石・砂利・木の色調を近づけると統一感が出ます
  • • 質感にコントラストをつける:滑らかな石と粗い砂利など、異なる質感を組み合わせると単調さを避けられます
  • • 面積比を決めておく:どの素材を庭全体の何割使うか、大まかな比率を先に決めておくとバランスが取りやすくなります

耐久性とメンテナンスの目安

素材によって、必要なメンテナンスの頻度は異なります。石材はほとんど手がかかりませんが、木材は数年ごとの塗装や補修が必要になることが一般的です。購入前に、日常的にどの程度手をかけられるかを考えておくことをおすすめします。

この記事でわかること
石・砂利・木・竹それぞれの特徴
素材を組み合わせる際の基本原則
色数と質感のバランスの取り方
素材ごとのメンテナンスの目安

あわせて読みたい記事

枯山水の住宅庭園
デザインの基礎
住宅に取り入れる枯山水の基本

限られたスペースでも心を落ち着ける空間をつくるための考え方と具体例。

石畳の道
小道とゾーン
動線を美しくする小道の設計

庭を歩く楽しさを高める小道の素材選びとレイアウトのコツ。

庭のベンチ
手入れ
長く美しい庭を保つ手入れの考え方

初心者でも続けられる、日常的な庭の手入れのポイント。